六爻断易を学ぶにあたっての基本事項

以下の五行の生と剋の関係を、図を見てでも大体理解できましたら
六爻断易を学ぶ基本事項は習得できたことになります。



◆◆ 五行思想 ◆◆
中国古来より伝わるもので、すべてのものは「木、火、土、金、水」の5つの元素により成り立っているという考え方であり、それぞれの元素は二通りの相関関係があります。

五行相生(そうしょう/そうせい)
五行相剋(そうこく)

五行には、エネルギーがスムーズに流れる相互関係(相生)と、
激しく衝突しあい、一方が他方を攻めたり制圧したりする相互関係(相剋)があります。

『相生』:木→火→土→金→水→木と流れて循環する。
『相剋』:木→土→水→火→金→木とせめぎあいます。


五行は
・木 (もく)
・火 (か)
・土 (ど)
・金 (ごん)
・水 (すい)
 の名前で呼ばれています。



◆ 五行相生というのは・・・
生み出したり、変化したり、場合によっては発展をとげたり、という関係のことです。
具体的には、「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ずる」関係をさします。
すなわち、木−火−土−金−水−木−火・・・の無限に続く循環の中で、すぐ右に隣り合う五行に向けての関係をさすのです。 
                     

 
 木 木は木で色んな種類の木がありますが、燃えて火を生み出します。
  火は燃えて灰となり、大地に還り土となります。
  土はやがて年月を経て鉱物を生み出します。すなわち金属です。
  金属の表面には水滴が生じ、それが水の源となります。
  水は木を育むみ成長させます。

【暗記事項】
・木 (もく)
・火 (か)
・土 (ど)
・金 (ごん)
・水 (すい)

・木生火(もくしょうか)
・火生土(かしょうど)
・土生金(どしょうきん)
・金生水(きんしょうすい)
・水生木(すいしょうもく)


しりとり感覚で暗記する
もくしょう)(しょう)(しょうきん)(きんしょうすい)(すいしょうもく


【覚え方】
◆木は火を生じる。 木生火(もくしょうか)
  …木は燃えて火を生む。

◆火は土を生じる。 火生土(かしょうど)
  …燃えればあとには灰が残り灰は土に帰る。

◆土は金を生じる。 土生金(どしょうきん)
  …鉱物・金属の多くは土の中にあり、土を掘ることによって金属を得ることができる。

◆金は水を生じる。 金生水(きんしょうすい)
  …金属は冷えることにより表面に水を生じる。

◆水は木を生じる。 水生木(すいしょうもく)
  …水は木々を育成させる。水がなければ木は枯れてしまう。



◆ 五行相剋というのは・・・
叩き合い、相殺してゆく関係のことです。
すなわち、木−火−土−金−水−木−火・・・の無限に続く循環の中で、一つおいて右隣りの五行 (たとえば、木なら火をおいた右側の土) に向けての関係をさすのです。

                    


【暗記事項】
・木剋土(もくこくど)
・火剋金(かこくきん)
・土剋水(どこくすい)
・金剋木(きんこくもく)
・水剋火(すいこくか)



【覚え方】
◆木は土を剋する。 木剋土(もくこくど)
  …木は根を地中に張って土を締め付け、養分を吸い取って土地を痩せさせる。

◆火は金を剋する。 火剋金(かこくきん)
  …火は金属を熔かす。

◆土は水を剋する。 土剋水(どこくすい)
  …土は水を濁す。また土は水を吸い取り、常に溢れようとする水を堤防や土塁等で塞き止める。

◆金は木を剋する。 金剋木(きんこくもく)
  …金属製の斧や鋸は木を傷つけ、切り倒す。

◆水は火を剋する。 水剋火(すいこくか)
  …水は火を消し止める。

                    





◆ 相生相剋の作用を詳しくすると、5つの関係に分類されます。

@同じ五行同士の関係
互いに強めあう関係で、「比和(ひわ)」という。
・良い場合はますます良く
・悪い場合はますます悪くなる

木と木 ⇒ 木が強くなる
火と火 ⇒ 火が強くなる
土と土 ⇒ 土が強くなる
金と金 ⇒ 金が強くなる
水と水 ⇒ 水が強くなる


A生じる関係(助けられる)
例えば「木」は「火」を生じる
・火は強くなるが、
・火を生じるために木はエネルギーを消費し、木は弱まる。

木は火を生じる ⇒ 木は弱まり、火は強くなる
火は土を生じる ⇒ 火は弱まり、土は強くなる
土は金を生じる ⇒ 土は弱まり、金は強くなる
金は水を生じる ⇒ 金は弱まり、水は強くなる
水は木を生じる ⇒ 水は弱まり、木は強くなる


B生じられる関係(助ける)
例えば「木」は「水」から生じられる
・水からエネルギーをもらい
・木は強くなるが水は弱まる

木は水に生じられる ⇒ 木は強められ、水は弱まる
水は金に生じられる ⇒ 水は強められ、金は弱まる
金は土に生じられる ⇒ 金は強められ、土は弱まる
土は火に生じられる ⇒ 土は強められ、火は弱まる
火は木に生じられる ⇒ 火は強められ、木は弱まる


C剋する関係(弱める)
例えば「木」は「土」を剋する
・木は土を剋して弱めるが
・土を剋するために木もエネルギーを消耗し、木も弱まる
(「木」はやや弱まり、「土」はかなり弱まる)

木は土を剋する ⇒ 木はやや弱まり、土はかなり弱まる
土は水を剋する ⇒ 土はやや弱まり、水はかなり弱まる
水は火を剋する ⇒ 水はやや弱まり、火はかなり弱まる
火は金を剋する ⇒ 火はやや弱まり、金はかなり弱まる
金は木を剋する ⇒ 金はやや弱まり、木はかなり弱まる


D剋される関係(弱められる)
例えば「木」は「金」から剋される
・剋された「木」は弱まり、
・「金」もエネルギーを消費し、金も弱まる
(「木」はかなり弱まり、「金」はやや弱まる)

木は金から剋される ⇒ 木はかなり弱められ、金はやや弱まる
金は火から剋される ⇒ 金はかなり弱められ、火はやや弱まる
火は水から剋される ⇒ 火はかなり弱められ、水はやや弱まる
水は土から剋される ⇒ 水はかなり弱められ、土はやや弱まる
土は木から剋される ⇒ 土はかなり弱められ、木はやや弱まる


以上が六爻断易を含む東洋占術の根源となります。
これらがおおむね理解できたら、六爻断易の学習をスタートされても大丈夫です。

十干(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)は、六爻断易では特殊な場合を除いてほとんど使いません。
十二支(子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥)は、しっかり使いますが、
十二支と言っても五行の要素から成り立っていて、五行として見てゆきますので難しく考える必要はありません。

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